丸ケ崎(さいたま市見沼区)と齋藤農園のお米
この土地は昔、大きな沼でした。江戸時代(八代将軍 吉宗)の時代に米どころとして、
干拓して広大な田んぼとして生まれ変わりました。
その時代に私の祖先が米農家として移り住んだものと考えられます。
幾たびとなく利根川の氾濫によって肥沃な土壌が育まれ、
見沼田んぼは美味しいお米のふる里となりました。
平成27年この地域は、大都市近郊型農業として農林水産省の環境保全地区として認定され、
生きものに害のある農薬使用を充分配慮した作物生産に力を入れています。
その結果、カエル・ザリガニ・タニシ・川海老・トンボ・イナゴなど様々な生き物が生息し、
それらを餌とするカルガモやシラサギ、野ネズミ、ヘビなどの小動物も棲息できる環境になっています。
現在、私の家族とそれを支えてくれる仲間と共に「6 ha(ヘクタール)」の田んぼで生きものに害のある農薬を出来るだけ使わない米作りにチャレンジしています。
田植え直後の除草剤は使用しますが、その後は畦道の草に至るまですべて手作業で草刈をして、稲を大切に守っています。
私たちは、「将来を担う子どもたちに美味しく安心な米を食べさせよう!」と農薬による籾種消毒を廃止し、お湯を使って「温湯消毒」をしています。
また、ネオニコチネイド系農薬によるカメムシやウンカの防除も行いません。徹底した生産方法に取り組んでいます。
元禄11年3月 丸ケ崎の絵地図
(1698年) 齋藤家が載ってます